イースター・聖餐式
本多記念教会では9時礼拝(子どもの礼拝)でも聖餐式を執行しています。
教会は洗礼式と聖餐式、ふたつの儀式を大切に守ってきました。
このふたつの儀式には順番があります。
最初に洗礼式。それから聖餐式です。
イエス様は最後の夜に弟子たちと食事をしました。パンはイエス様の体、ぶどう酒はイエス様の血、それをいただくことでイエス様の恵を体に、心に受けます。
同じ夜、イエス様は弟子の足も洗いました。弟子たちの汚れをきれいに落としました。触れて落としました。
イエス様に触れられたものが「使徒」となりました。
その使徒が触れたものがクリスチャンとなっていきます。
キリスト教の信者「クリスチャン」は全員ふれられた系譜に属します。遡ればみんなイエス様にまでたどり着きます。
洗礼式は聖職者(触れることで伝えることを任されているもの)からふれられる儀式です。水を通してふれます。元に戻す力のある水で洗礼式が行われます。
ふれられた者が礼拝の中でパンとぶどう酒をいただくとそれはイエス様にふれられて、きれいにされた出来事をまた生み出すことになります。
イエス様にふれられた系譜に入る前にパンとぶどう酒をいただいても、それはただの食べ物、飲み物です。
人は食べ物、飲み物がないと生きていくことができません。聖餐式のパンとぶどう酒は体だけでなく魂が生きるために必要な力です。
9時礼拝に集まる方のほとんどは洗礼式を終わっていませんから聖餐式に与ることができません。
ですが人は目に見えるこの世界にあるものだけで生きるのではなく、見えない神の恵によって生きることをお伝えするため、聖餐式を執行しています。
聖餐式を見ているみんさんにもイエス様にふれていただく系譜に連なっていただきたいと願って執行しています。
イエス様にさわっていただきたい。
そう思える時が来ることを心から待っています。
0コメント