10月3日 礼拝

10月3日 礼拝説教
伊藤大輔牧師

10月3日
礼拝説教
マタイによる福音書 9章9−13節
あなたは地の塩、世の光。
私はこの世界で掛け替えのないもの。
私のどこが?
私の何が?
塩、光、これに出会うためにはどうしたら良いのか。
イエス様もきっと自分の塩、光を真剣に探し、それを磨いていったはず。
そのイエス様がとった行動が今日の物語。
徴税人と食事を共にする。
徴税人。
ローマ帝国のために働く者。
人々から税金と称して集金をする者。
愛されていたはずがない。
嫌われ、除け者にされていた。
それでもお金だけはある。
その富を支えに生きる者。
物語の最後でイエス様がファリサイ派のものに語る。
神様が求めているのは愛である。
人にほめてもらえるような立派な行動ではないと。
イエス様と徴税人との間のどこに「愛」があるのか。
「愛」とは何か。
徴税人は収税所に座っていた。
収税所は彼の居場所。
外では嫌われている。
何をされるか分からない。
安全な場所。
守られている場所。
自分が生きられる場所。
収税所。
イエス様はその彼に声をかける。
「出てこい」
生きられない場所。
危険な場所に彼を引っ張り出す。
そして食事をする。
食事。
生きるための行為。
今日食べ明日に命をつなぐ。
明日食べ明後日に命をつなぐ。
食べる。
未来へ繋がっていく。
生きられないと思っていた収税所の外に広い世界があった。
収税所は徴税人だけの場所ではない。
私たちにもある。
私の価値観、私の正義
これを外しては生きていけないと思い込んでいるもの。
ここを離れてはいけないと思っているもの。
箱に、部屋に閉じこもる。
誰しもが行なっている。
イエス様は言う。
「出てこい」と。
そこにいては塩が分からない。
光が分からない。
愛が分からない。
出て行って未来を信じる。
人を愛する。
自分を愛する。
同じこと。
そこを出よう。
もっと広いところへ行こう。
未来があふれている。
人に伝えれば愛を行うことになる。
自覚をすれば自らを愛することになる。
この徴税人の名前はマタイだと言う。
伝説に従えば、このマタイは使徒であり、この福音書を記したもの。
愛された経験がイエス様に従おうと思わせた。
福音書を記そうと思わせた。
私の塩味、私の光。
マタイは見つけた。
外に出てごらん。
未来があるよ。
私の塩味、光
どうすれば見つかるのか。
マタイの経験がその道を示している。
【ご案内】
ホームページから献金ができる仕組みを作りました。
こちらもどうぞご利用ください。
 
本多記念教会
サイト
https://www.hondakinen-church.com/
facebook
https://www.facebook.com/hondakinen/
YouTube
https://www.youtube.com/channel/UCRRjBPZolWZWF7Z1jedKfqg

日本基督教団本多記念教会オフィシャルサイト

渋谷区代官山の地に半世紀。本多記念教会は、青山学院大学初代日本人院長『本多庸一』を記念して、1953年に代官山にて創立された教会です。私たちは初めてのあなたを歓迎致します。

0コメント

  • 1000 / 1000