9月18日 主日礼拝

9月18日 主日礼拝
礼拝説教
伊藤大輔牧師

マタイによる福音書 16章13ー20節

私たちは神様の言葉を聞くことができるのか。
主イエスは弟子たちに
「人々が自分のことをどう言っているのか」と尋ねる。
弟子たちは世の評判を伝える。
それを聞いて主イエスは問いかける。
「で、あなた達は、私を何者だと思うのか」
人の言葉ではない。
誰かの受け売りではない。
保証のない言葉。
私の言葉。
ペテロは勇気を持って答える。
「あなたはメシア、生ける神の子」
シモン・バルヨナ。
主イエスは子の名前でペテロに呼びかける。
バルヨナ、ヨナの子、シモン。
なぜ、ここでこの名前が登場するのか。
ヨナ。
神に逆らったもの。
本来ならば、否定される存在。
それがこの場面では肯定的に扱われている。
ヨナのどこが肯定されるのか。
モーセを始め、旧約の預言者達は神の召に喜んで従ってはいない。
自分にはできない。
皆、神に逆らっている。
ヨナはその典型。
なぜ、ヨナは逆らうのか。
自分の言葉を持っていたから。
結果、それは間違っている。
それでもヨナは自分の言葉を持ち、その言葉を信じて、神に逆らった。
自分の言葉に賭けたもの。
バルヨナ・シモン。
人の言葉ではない、自分の言葉を語った。
その時、主イエスは、それは神からの言葉だと示した。
私たちは神の言葉を聞くことができないのか。
私たちは神の言葉を聞くことができる。
私のお腹の底から、心の底から出てくる言葉。
私には「これが正義だ」としか言えないもの。
「これが世界」「これが未来」「これが真理」「これが美」
他人の言葉ではない、私にはどうしても、そうとしか思えない、私の言葉。
その言葉は世の中に出せば簡単に否定される。
「それはあなただけ」「思い込み」「非常識」
自分だけの言葉を語ったペテロに対して主イエスは言う。
「あなたの上に教会を建てよう」
教会はそこに建つ。
言葉を持った者の上に建つ。
これを聞いたペテロは「教会」とはなんのことか分からなかったはず。
だが現代の私たちは知っている。
その後、教会は2000年間、建てられ続けてきた。
地球上の至る所に建っている。
教会、神の国はどこに建つのか。
心の底から出てきた言葉に気がついた者の上に建つ。
自分だけの言葉、それに賭けた者の上に建つ。
自分の言葉が神からの言葉だと信じた者の上に建つ。
私の心の底にある言葉。
神から与えられた言葉。
未来はそこに建てあげられる。
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