4月7日 主日礼拝
4月7日 主日礼拝
礼拝説教
伊藤大輔牧師
マタイによる福音書 28章11～20節
マタイ福音書の最後
イエスの言葉
私は世の終わりまで、あなた方と共にいる。
福音書の始め
マリアの妊娠に戸惑っていたヨセフに天使が告げた言葉。
生まれてくる子供はインマヌエル。
神、我らと共にいる。
それを表すものが今から生まれてくるもの。
福音書の始めと終わり。
共にいる。
神が
イエスが
この福音書は何が言いたいのか。
読者に伝えたかったものは何か。
共にいる。
神が
イエスが
物語の始め
そして終わり
「共にいる」で始まり
「共にいる」で終わる。
同じ
変わらない
福音書の軸となっている山上の説教
あなたは地の塩、世の光
変わらない
何があってもあなたは変わらない。
世界の始め
神がこの世界を造った。
光を造り
それを見て「良し」と言われた。
世界は良い
聖書の思想
変わらない
この世界は良い
あなたは良い
それは変わらない。
私たちの世界観
人々の世界観
この世界は悪くなると思っている。
油断をすれば、気を抜けば、
誰かが私の隙をつき、私を出し抜いて行く。
油断をしてはいけない。
最先端のものを身につけていなければならない。
悪くなる世界に飲み込まれないように
自分だけでも助かるように
確かなものを身につけて沈まぬようにしよう。
私たちが抱く世界観。
マタイはこの世界観を知っている。
知った上で物語を記す。
世界は変わらない。
世界は良い
それは変わらない。
弟子たちに向かって
「あなたと共にいる」と語るイエス。
これを聞いている弟子たちとは何者か。
イエスを裏切ったものたち。
もはや相手にされなくとも仕方のない者のはず。
これまでの関係を変えられても仕方のない
むしろ変えられることが普通だった者たち。
その者に向かって「共にいる」と語る
変わらないと語る。
あなたは地の塩、世の光
世界は良い
何も変わらない。
信仰とは何か。
変わらないを信じること。
世界も
私も
何もかも
全ては良く
決して失われることはない。
「世界が変わる」から未来を考えるのか。
「世界は変わらない」から今日を生きるのか。
一見、同じ努力、切磋琢磨でも全く違う。
争いか
平和か
全く違う。
何も変わらない。
素晴らしいまま
何が本当の世界か
福音書が読書に問うていること。
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