4月18日 礼拝

マタイ福音書5章33ー37節

誓いを果たす。

約束を守る。

当たり前のこと。


「当たり前」を行っている時に

人の心に生まれているもの。

主イエスはそれを指摘する。


約束を果たせば、他者からの信用は得られる。

大きな約束を果たせば、他者からの評価は上がっていく。


主イエスの時代、「神」「神殿」「エルサレム」「大地」

大きなものにかけて誓い、それを果たすことに人々は躍起になっていた。


「誓いを立てるな」と主イエスは言う。

評価をされる自分。

その自分は本当の自分か。


人の評価という着ぐるみを来ている自分でないのか。

その自分は自分ではない。

着ぐるみの私。

それは人の評価に心奪われた私。

もはや私ではない。


人の評価は私にはどうしようもない。

どうしようもないものに心奪われるな。

「誓いを一切するな」


先週読んだ姦通の罪の戒め。

なぜ人は結ばれてはならない者と結ばれたいと思うのか。

自分の妻と別れたいと思うのか。

それは自分には「別の人生」があったのではないかと思っているからではないのか。

過去を受け止められないでいる。

過去に心が奪われている。


「誓い」はこれからと関係すること。

未来のこと。

未来に心奪われるのも「誓い」の側面。


過去、未来、人の評価。

これらは私が自由にできるものではない。

私の力の及ばないもの。

力の及ぶもの、及ばないもの。

その区別がぼやけてくると心が何かに覆われてしまう。


私の力が及ばないところ。

そこは「神の領分」

神の領分に踏み込まない。

それが人のたしなみ。


「然り、然り」「否、否」とだけ言うようにと主イエスは言う。

「私の領分」「私でない領分」その区別をする。

その区別ができれば、今、私のしなければならないことが見えてくる。

「然り」「否」の区別ができてくる。


神から託された私の使命を見定めて、それを果たす。

この週の歩みとしたい。



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