5月29日 主日礼拝
5月29日（日）主日礼拝
礼拝説教
伊藤大輔牧師
マタイによる福音書13章31-37節
イエス様の譬え話。
天国の譬え話。
天国、空間を連想してしまう。
イエス様の話を聞いていると空間だけの話ではない。
世界にあるもの全て。
本当の世界の形。
そこには当然私もいる。
私とは何かの譬えでもある。
からし種
パン種
これを用いると何倍にも膨れ上がる。
それが天国だと言う。
この直前の譬えも共通。
良い地にまかれた種は100倍にもなると言う。
増える。
これは私たちの現実感とは異なるもの。
私たちの経験では世界のものは全て減っていく。
失われていく。
にもかかわらずイエスの譬えは増えると語る。
イエスの譬えは絵空事なのか。
耳障りの良いお伽話なのか。
イエスは知っている。
この世界が失われている性質を持っていることを。
失われたものは返ってこないことを知っている。
失われる世界を知っていながらなぜ語るのか。
関係がないから。
天国とは関係がない。
失われる世界の資源、エネルギー
富、名誉、権力
私の健康
失われていく。
その失われていくものは天国とは関係がない。
私を生かす根元とは関係がない。
私の命とは関係がない。
膨れ上がる種
私に与えられた賜物。
私の塩味、私の光。
それは決して失われるものではない。
増え続けている。
増え続けているものを私は持っている。
そこに私の命がある。
私の中にある増え続けている何か。
それに気が付く。
本当の私に出会う。
天国とはそういう所。
本多記念教会
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