7月3日 主日礼拝

7月3日(日)主日礼拝
礼拝説教
伊藤大輔牧師

マタイによる福音書 14章1ー12節

洗礼者ヨハネはヘロデによって殺される。
ヘロデ、ヨハネ、主イエス。
彼らの振る舞いは私たちへの問いかけでもある。
律法を犯してでも結婚をしたいと願ったヘロデ。
その行為を指摘したヨハネをヘロデは捕らえる。
そのヨハネを妻になったヘロディアは殺害をする。
彼らの思考はどのようなものか。
主イエスは「あなたは地の塩、世の光」と告げる。
人には神から与えられた使命があると。
その使命は自由な心でないと見つけることができない。
心奪われ不自由、支配の中にある心は自分の本当の姿を知ることができない。
ヘロデ、ヘロディア。
「隣人の妻を欲してはならない」の律法に抵触している。
この言葉は本来「あなたは隣人の妻を欲しない」である。
隣人の妻を欲しない。
それが自然にできる。
その時が囚われていない心になっている。
隣人の妻を欲する時、心は何かに囚われている。
本当の自分が見えなくなっている。
それに気が付け。
それが律法の戒め。
ヘロデ、ヘロディア。
彼らは隣人の妻を欲することを実行する。
心囚われ、本来の自分を忘れた。
アダムとエバは何一つかけることなのない世界に暮らしていた。
にもかかわらず蛇の「お前には足りないものがある」との一言に心奪われてしまう。
木の実がなければ生きていけない。
不足に怯え、足りないに恐怖する。
ヘロデは主イエスの出現に恐怖した。
自分の妻ヘロディア、自分を自分にしてくれるもの。
ヘロデにとっての「木の実」
それをまた奪おうとするものが現れたと恐怖した。
私が私でなくなってしまう。
あなたは地の塩、世の光。
必要なものは全てある。
あなたがまだ気がついていない素晴らしいものであなたはあふれている。
自分以外のものを寄せ集めて自分になっていくのではない。
自分の本当の姿に気がつき、自分になっていく。
何も必要としない、何にも支配されない自分になっていく。
ヘロデは確かにこの世で栄え、ヨハネも主イエスも殺害をされた。
生き残ったものはヘロデである。
自分以外のものを自分に貼り付けたものがこの世の勝者となった。
だが、永遠を見つけたもの、
死に支配されない自由を手にしたものは誰か。
本当に勝ったのは誰なのか。
私はどちらの者なのか。
 
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