10月2日 主日礼拝

10月2日 主日礼拝
礼拝説教
伊藤大輔牧師

マタイによる福音書 17章1ー13節

主イエスとモーセ、エリヤが話をしている。
三人の弟子たちは不思議な光景を目撃する。
モーセ、エリヤ
大昔の預言者。
神の言葉を預かったもの。
イスラエルの礎を築いたもの。
大切な言葉。大事な言葉を私たちに伝えたもの。
大切な言葉を私たちも知っている。
正直、誠実、平和、正義、愛。
大切なものを私たちも知っている。
かつては信じた大切な言葉。
そして私たちはその大切な言葉をどのように扱っているか。
現実には通用しない言葉。
今には通用しない言葉として扱っている。
大切な言葉は知っている。
だが実際は「偽り「不誠実」「欺き」「争い」
これを巧みに操ったものが勝利すると、私たちは知っている。
大事な言葉は過去のもの。
モーセ、エリア、彼らが預かった言葉も過去のもの。
今はもういらない言葉。
葬り去られた言葉。
主イエス、モーセ、エリア、この三人に共通しているものがある。
この三人は「墓」を持っていない。
「墓」終わりのしるし。
過去に収納された証拠。
それを彼らは持っていない。
弟子たちが目撃をしたもの。
モーセとエリアがここにいる。
過去のものではない。
今、ここにいる。
一度は信じた大切なもの。
正義、誠実、愛、平和。
現実の中で、それはいつしか遠ざけられ、葬られたものになっていた。
もう、終わったものと思っていた。
モーセ、エリアが、ここにいる。
何も終わっていない。
私が信じたもの。
信じたが、諦めたもの。
捨ててしまったもの。
もうなくしたと思ったもの、それが今も変わらずここにある。
世界は何も変わっていない。
世界の初め、神はこの世界を見て、自分の思った通りだと言った。
これで良いと言った。
その世界は何も変わっていない。
大切な言葉。
それは今も変わらず色あせてはいない。
この出来事の後、主イエスは今、見たことを誰にも話すな、と命じる。
大事なことは人に話すな。
人に話せば、人に引っ張られる。
人の言葉になっていく。
大事な言葉は自分の心に留めておけ。
自分の心で問い続け熟成させる。
主イエスが世の人が自分のことをどのように言っているかを弟子たちに聞いた後に質問した。
あなたは私のことをなんと言うのか。
あなたの言葉はどうなのか。
人ではない。
世間ではない。
常識ではない。
あなたはどうなのか。
あなたはあなたの言葉を見つけだせ。
あなただけが見ている世界。
あなただけが聞いている世界。
そこに本当に大切なものがある。
そこに神がいる。
主イエスとモーセとエリヤが語り合う。
墓のない三人が語り合う。
終わりのないもの。
終わりのない言葉。
その言葉は私もすでに持っている。
私は私の言葉を見ているか。
聞いているか。
私が持っている、預かっている終わりのない言葉。
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