2月5日 主日礼拝(オンライン)

2月5日 主日礼拝(オンライン)
礼拝説教
伊藤大輔牧師

マタイによる福音書 20章1~16節
 
朝早く働いたものも、夕方から働き始めてものも同じ賃金。
主イエスが語った「ぶどう園」の譬え話。
天の国とはこういうものだと。
直前の話は金持ちの青年は本当の自分を見つけられない、という出来事。
お金が自分になっている。
お金の多寡が自分の大きさになっている。
お金と私、本当は別のもの。
お金が多かろうが少なかろうが、私とは関係のないもの。
それが、いつしか区別がつかなくなっている。
自分の心が本来の心の形にはなっていない。
「捨てろ」と主イエスは言う。
自分自身と自分以外のものの区別を思い出せ、と言う。
だが、心が自分以外の所に行ったものは、そこに帰ってくることができない。
ぶどう園の話はこの出来事と重なっている。
労働者には労働時間に関わらず同じ賃金が支払われた。
天の国、本当の世界とはこういうものだと、主イエスは語っている。
賃金、1デナリオンと当時の通貨が物語では語られている。
誰もが1デナリオン。
マタイの福音書、主イエス自身が変わらず語り続けていること。
私たちには、私たちがそれぞれに与えられた賜物がある。
その賜物はそれぞれに違う。
だが、多い、少ないはない。
自分の賜物に若くして気がつき、それを開花、発展させたものもいる。
自分の賜物を見つけだせず、社会のシステムの中で満足を得られないものもいる。
いつ見つかるのか分からない。
いつ見つけても良い。
手遅れはない。
遅過ぎたはない。
誰もが1デナリオンを得ることができる。
自分のデナリオン、賜物、どうすれば見つけることが出来るのか。
捨てる。
自分以外のものを自分から引き剥がす。
本当の私
本来の心を取り戻す。
いつ見つけても良い。
いつ見つけても、私に備わっているものは十分に開かせることができる。
あとなるものは先に
先なるものは後に。
この世界に後先はない。
誰もが私の使命を全うできる。
満足、喜び、幸せを得ることができる。
神が備え、私のうちにある尽きぬ恵を溢れ出させる。
私の仕事を思い出す。
神からの使命
1デナリオン
それを掘り当てろ。

日本基督教団本多記念教会オフィシャルサイト

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