1月29日 主日礼拝

1月29日主日礼拝
礼拝説教
伊藤大輔牧師

マタイによる福音書 19章23~30節

幸福になるのにはどうしたら良いのか。
「手放せ」と主イエスは勧める。
だが人はそれができない。
掴んでいるものが自分だと思っているから。
掴んでいるものと自分との間に隙間があると思っていないから。
手放したら、自分が壊れる。
自分ではいられなくなる。
富を持っているものが神の国に入るのは難しい。
富のあるものが幸せになるのは難しい。
この言葉に弟子たちは驚く。
それならば誰が幸せになれるのか。
人にはできないが神にはできる。
それが主イエスの答え。
神は何をするというのか。
弟子たちは、全てを捨ててきたと、主に訴える。
私たちは何を得られるのか。
この問いに対して主イエスは答える。
ありとあらゆるものが与えられる、と。
そして、言われた。
あとの者が先になり、先のものが後になる。
ひっくり返る、落ち着かない状態になる。
主イエスが示す世界観。
「捨てられない」のは自分の心が分かっていないゆえ。
心に張り付いたもの、自分以外のものが自分だと思い込んでいる。
ならば「捨てる」と決断をすれば良いことなのか。
「捨てる」が自分の心から出てきたものでなければ、
それは心に張り付いた「努力目標」に過ぎない。
努力目標は自分以外のもの。
自分の心でないものにすがって生きても幸せにはなれない。
本当に捨てる。
心から捨てる。
どうしたらできるのか。
あとのものが先になり、先のものが後になる。
何も決まっていない。
何も答えは出ていない。
この言葉が不安だと感じれば、人は何かにすがり、握りしめて生きようとする。
富にすがる、と同じ。
それでは幸せになれない。
何も決まっていない。
何が起こるか分からない。
なんだって起こる。
神は何でもできる。
うしろの者が先になり、先のものが後になる。
世界は動いている。
答えなどに縛られずに動いている。
何だって起こる。
動いている世界
恐れて何かにすがりついても始まらない。
この世界を、何だって起こる世界を受け止めて行く。
神が造った世界。
その世界を信じる。
握りしめなくて良い。
捨てられる。
どうしたら幸せになれるのか。
世界は動いている。
何も終わっていない
それを受け止める

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