2月19日 主日礼拝(オンライン)

2月19日 主日礼拝(オンライン)
礼拝説教
伊藤大輔牧師

マタイによる福音書 20章20~28節

人はどうしたら幸せになれるのか。
二人の息子が主イエスの弟子になっている母が願い出る。
イエス様が王になる時に自分の息子たちを一番近くに置いてください。
一番偉くさせてください。
母親の幸せのモデルが示される。
これは母親だけではない。
他の弟子たちが腹を立てたことから、彼らにも共通している価値観。
人の上に立つこと。
それが幸せだと。
どうしたら幸せになれるのか。
富める青年が主イエスに問うた。
主はこれに対して財産を捨てろと勧める。
自分の心を自分と自分以外のものにちゃんと切り分けろ。
さもないと心が乗っ取られると。
青年はそれができない。
乗っ取られていた。
この青年は心を取り戻すことが出来ないのか。
手遅れなのか。
ぶどう園の気前の良い主人の譬え話はこれに続く。
朝早くぶどう園で働いた者にも、
夕方になってぶどう園にたどり着いた者にも主人は等しく賃金を支払った。
いつ働き始めても同じ。
いつ気がついても同じ。
いつでも取り戻せる。
心を自分に取り戻すのに手遅れはない。
いつでも私は本当の心を取り戻せる。
偉くなりたい。
人より上に行きたい。
弟子たちにも、私たちのもある価値観。
この時、心はどこにあるのか。
人にある。
自分から離れている。
自分以外のものを心から削り落とす。
何が起こるのか。
世界が見えてくる。
神が造った世界が見えてくる。
誰しもに1デナリオンが与えれている世界。
何も不足していない世界。
何も怖くない。
怖いものなど何もない。
その時、何がしたくなるのか。
人の上に立つなどと言う無駄なことより、
人を助ける、人のために自分の持てるものを捧げる。
人に仕える。
それが楽しくなる。
どうすれば人は幸せになれるのか。
幸せになった後の行動は示されている。
人に仕える。
幸せなものがしたくなること。
本当に楽しいこと。
イエス・キリスト。
心が自分にある。
捨てられる。
十字架。
全部を捨てる。
そこに本当の私がいる。
捨てる。
本物と出会う。

日本基督教団本多記念教会オフィシャルサイト

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