「先へ進まれる神」

2018年7月1日

使徒言行録11章1-18節  

神の言葉

聖霊

ユダヤ人だけが分かるものと思っていた。

ユダヤ人だけの恵みと持っていた。

ところがそれが異邦人のも与えられた。

ペトロは自分が目撃したことをエルサレムの教会に伝える。


使徒言行録は教会の始まりを記す書物。

そこに登場してくるのは聖霊。

教会の始まり、教会の働き、そこにはいつも聖霊がいる。

聖霊のよって教会は成立している。


ペトロが異邦人と交流を持ったことに、エルサレム教会は憤る。

異邦人と交わらない。

それが神の戒めだと信じていたから。

ペトロが経験したヤッファでの出来事。

ローマの軍人コルネリウス達に語っていた時に聖霊が降ったこと。

洗礼を授けたこと。

これを聞いたエルサレム教会は大変驚き、その事実を受け入れていく。


教会を作っている聖霊。

聖霊は何をするのか。

使徒言行録は始めから明確に語っている。

ペンテコステの朝、聖霊が降ると、使徒たち、ガリラヤの者たちが異国の言葉を語り出す。

聖霊に導かれたペトロは異邦人に洗礼を授ける。

異国の言葉、異邦人との交わり、聖霊の働きはいつでも明確になっている。

隔て、境界線、違い、それらを飛び越える。

隔ての壁をなきものにする。

向こう側へ人をいざなう聖霊。

聖霊の働きとは何か。

愛の実践。

聖霊はいつでも広い。

広々としている。


ペトロの報告を聞いたエルサレム教会。

ここに教会のあり方が語られている。

エルサレム教会はヤッファで起こったことを直接経験してはいない。

ただペトロの言葉を聞くだけ。

その報告でペトロは言う。

「私たちに降った聖霊が彼らにも降りました」。

あなたの中にある聖霊、それが彼らにもある。

エルサレム教会は目撃していないのだから

ペトロの言葉を否定しようと思えばいくらでもできた。

我が内なる聖霊、それが彼らにもある。

聖霊に聞けばそれが偽りか真実かすぐに分かる。


聖霊に聞く。

聖霊が語る。


広々とした聖霊が何を語るのか。

エルサレム教会

聖霊に聞き、自らの主張を喜んで悔い改める。

聖霊を思い出した人々。

聖霊と共にある人々。

教会の変わらぬ在り方が示されている。 

日本基督教団本多記念教会オフィシャルサイト

渋谷区代官山の地に半世紀。本多記念教会は、青山学院大学初代日本人院長『本多庸一』を記念して、1953年に代官山にて創立された教会です。私たちは初めてのあなたを歓迎致します。

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