6月30日 主日礼拝
6月30日 主日礼拝
礼拝説教
伊藤大輔牧師
使徒言行録 3章11~16節
神殿で足の不自由な者が立ち上がった。
その奇跡を起こしたのはペテロ。
ペテロが神殿で人々に囲まれる。
そこでペテロが口を開く。
この奇跡は私の力や信心からだと思うな。
信仰が起こしたのだ、と。
信心ではない。
信仰だと。
信心と信仰、何が違うのか。
使徒言行録、これを記したルカ。
何を信仰だと考えているのか。
ペテロと足の不自由な者とのやりとり。
ここに信仰がある。
ペテロは足の不自由な者をじっと見る。
そして彼に言う。
私を見なさい。
お互いに見る。
見つめ合う。
この状況はなんなのか。
世界の始めを記した創世記。
世界は神の言葉によって出来上がる。
神の言葉、神の思いがそのまま形になって現れる。
人も神に似せて造られる。
世界、人、神の思いを反映している。
神、そのもの
神が写し出されたものが世界、人。
神と同じもの
それが世界。
私と同じものがある。
鏡に映った私。
私と同じ。
鏡の中の私。
私が鏡の中の私を見れば向こうも私を見ている。
見つめている。
見つめている。
鏡に写った私たち。
同じ
鏡面対称。
ペテロの足の不自由なもの。
見つめ合う。
あなたと私
同じ
世界は同じ。
あなたの敵を愛しなさい。
敵は自分と違うと思うから敵になる。
憎くなる。
世界は同じ
あなたと同じ。
その者はあなた自身だ。
ならば、自分を愛するように愛せるだろう。
私たちは「異なる」ものばかりに目が奪われる。
どっちが上でどっちが下。
優れている、劣っている。
持っている、持っていない。
違いばかりに心を持っていかれる。
歩ける
歩けない
違わない
同じ。
歩ける
歩ける
足の不自由なもの
立ち上がった。
信仰とは何か。
同じを信じること。
世界は同じで出来上がっていると信じること。
世界が自分に都合よく回りますように、
は信仰ではない。
自分と世界を分けてくれは信仰ではない。
信仰。
世界は同じ
私たちは同じ。
信仰があれば私たちにもできる。
足の不自由なものが立ち上がる。
これまでなかったと思われていた世界の新しい一歩を作り出せる。
世界を前に進ませるもの
信仰
同じ
世界の本質を見抜く心。
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