12月15日 主日礼拝

12月15日 主日礼拝

礼拝説教

伊藤大輔牧師

マタイによる福音書 1章18~25節

クリスマスの物語

ヨセフに何が起こったのか。

ヨセフは正しい人

自分の知らないところで子どもを宿したマリア。

マリアの妊娠が公になる前に別れようと決心する。

ヨセフの正しさ。

律法、世の習わしに従うこと。

それがヨセフの正しさ。

夢に現れた天使。

「恐れるな」と告げる。

ヨセフは何を恐れていたのか。

律法。

自分でないもの。

自分以外のもの。

それに心を囚われていた。

マリアの胎の子、その父親。

それを心にかけている。

自分以外のものに怯えている。

天使の言葉

「恐れるな。迎え入れろ」

自分の心はどこにあるのか。

自分の心を自分に取り戻せ。

乙女が身ごもって男の子を産む。

その名はインマヌエル。

人は自分以外のものに心を奪われる。

自分以外のものに依存し、自分を形作ろうとする。

自分以外のものに依存、すなはち支配を受け入れて人生を歩もうとする。

富、名声、権力

自分以外のもの。

そして人がその支配を疑わないもの。

血、家、家族

その家に、その時代に生まれたら、それが運命

それは受け入れざるを得ないと考える。

血に支配されている。

人は深層で諦めている。

私は奴隷なのだと。

乙女が身ごもる。

血によって生まれたのではない。

人は本当は血から生まれたのではない。

人は神から生まれた。

それが人の真の姿。

自分以外のものに心を奪われるのではない。

心は自分にある。

その心は何をしたいのか。

マリアを受け入れる。

マリアと共に生きる。

愛に生きる。

支配されない、依存しない、自由な心は何を行うのか。

愛を行う。

ヨセフに何が起こったのか。

本当の自分を見出した。

自分のしたいこと、

自分を生きることを見出した。

クリスマスの物語。

人の心が定まる場所を語っている。


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