12月8日 主日礼拝
12月8日 主日礼拝
礼拝説教
伊藤大輔牧師
ルカによる福音書1章26~38節
心をどこに定めるのか。
ヨハネの誕生を知らされたザカリヤ。
歳を取っている。
今の自分にそのようなことが起こるはずがない。
あきらめている。
過去には思いはあった。
願いはあった。
だが、今はもうない。
過去にあった思いを今につなげていない。
イエスの誕生を知らされたマリア。
自分は結婚をしていない。
未来にならば子どもが与えられる。
未来ならばわかる。
だが、今ではない。
心はどこにあるのか。
「過去」に、「未来」にある。
ガブリエル、神の言葉を伝える。
「過去」でも「未来」でもない。
今の話をしている。
ルカ福音書と同じ作者に記された使徒言行録。
この物語に登場してくる者たち。
自分のできることをしている。
他者に振り回されていない。
過去に振り回されていない。
今の自分を生きている。
今を生きる。
どうすれば、今を生きることになるのか。
マリアの言葉。
「お言葉通りにこの身になりますように」
引き受ける。
目の前のものを受け入れる。
今を生きる。
自分のいるところ。
それを引き受ける。
自分のいないところ。
過去、未来、他者、誰か。
自分でないところへ心をもっていかない。
自分に心を定める。
見えてくる。
この世界の本当の姿が。
神が見えてくる。
私が見えてくる。
自分以外の誰かを生きるのが私の人生ではない。
私は私を生きる。
私が私を受け入れられるようになるために主イエスは生まれた。
受け入れられない私を私が受け入れられるようになるために。
過去の私は私ではない。
未来の私は私ではない。
今の私。
一番素敵な私がここにいる。
一番素敵なものを愛する。
愛していい。
クリスマスに与えられた恵。
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