3月9日 主日礼拝

3月9日 主日礼拝

礼拝説教

伊藤大輔牧師

受難節

神と人の乖離

それが何か

どうして起こったのか

自らを問う季節。

ルカによる福音書20章20~26節

人はなぜ答えを欲しがるのか。

イエスに答えを要求する。

ローマ皇帝に税金を納めることは律法にかなっているのか。

ユダヤの律法によれば、異邦人と関わること。

皇帝に納税することは律法違反。

他方、納税をしないことは支配者に歯向かうこと。

常識違反。

どちらの答えが正しいのか。

人はなぜ答えを欲しがるのか。

答えとは何か。

未来につながるもの。

幸福につながるもの。

答えを手にすれば次に行ける。

新しい地平につながる、次に進める確かなもの。

答えは入口、未来への門。

人類が最初に手にした「答え」

善悪の知識の木の実。

これを食べると神のようになれる。

次に行ける。

もっといいものになれる。

人が善悪の知識の木の実を手にした時、食べた時

人は何をしていたのか。

何を忘れていたのか。

神を忘れていた。

神を信じなくなっていた。

この世界を造ったもの

この世界を見て、この世界は「良い」といったもの

この世界を良いものとした方。

人はなぜ答えを欲しがるのか。

この世界は悪いと思っている。

ここから次に行かなければならないと思っている。

門、入口、答え

そこを通らなければ幸せに、「良い」に出会えないと思っている。

税金の問いに対してイエスは答える。

カエサルのものはカエサルに。

神のものは神に。

問いで返している。

決めるのはあなただと。

しかし、それは無責任な答えではない。

決めてみろ。

それを実行してみろ。

ローマに納税しようが、神殿に献金しようが

どちらでもいい。

どちらを選んでも、良い。

この世界は良いのだから。

神が造ったのは、ある民族、ある価値観ではない。

ユダヤも、ローマもみんな神が造った。

どこにいても

どちらに行っても

すべては良い。

人はなぜ答えを欲しがるのか。

神、世界

それを忘れているから。

答えなどいらない。

神を信じる。

私のするべきこと

したいことが見えてくる。

それが神が私に託しているもの。

答え

私が私を生きること。


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