10月12日 主日礼拝

10月12日 主日礼拝

礼拝説教

伊藤大輔牧師


使徒言行録18章24〜28節

アポロ

使徒言行録の新しい登場人物。

名前から察するにヘレニズムのもの。

洗礼についての知識も薄い。

ただ、それでも雄弁家であり、会堂でイエスについての言葉を力強く語る。

イエス、パウロ、このアポロ。

彼らが語ってきた言葉は何か。

「神は怖くない」

人々は思っていた。

「神は怖い」

だからその神に叱られないように頑張る。

褒められるように努力する。

私の成果物で神の評価は変わる。

放蕩息子のたとえ話。

父親の家から出ていき放蕩に身を持ち崩した弟。

家のために勤勉に働いていた兄。

この息子たちへの父親の態度。

どちらもかわいい。

どちらでもいい。

成果物など見ていない。

その神は怖いのか?

怖くない。

アポロ、おそらくこの言葉を受け継いだもの。

何故ここにアポロが登場しているのか。

生まれ、知識、それがパウロ達と同じでなくもいい。

ユダヤであろうが、ヘレニズムであろうが、どちらでもいい。

この世界は神が造り、その世界を神は見て「良し」と言われた。

この世界のすべてのものは良い。

伝道、宣教、それはキリスト教の優位性を主張するものではない。

哲学、他の宗教、どれでもいい、どちらでもいい。

すべては神に良しと言われている。

それを語るのが宣教、伝道。

アポロが登場する理由。

どちらでもいい。

その神の造られた世界を表すため。

神は怖くない。

世界は怖くない。

私は信じているか。

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