11月2日 主日礼拝
11月2日 主日礼拝
礼拝説教
伊藤大輔牧師
使徒言行録19章21〜40節
私たちは何を信じているのか。
何を成し遂げるためにいるのか。
パウロは群像崇拝を否定する。
その結果、神殿模型を造っている銀細工職人の仕事を奪うことになる。
この者たちは怒ってパウロ達を捕えようとする。
同様の出来事がかつてもあった。
パウロは占い師から悪霊を追い出した。
その結果、占いを利用して商売をしているものから、標的にされる。
裁判にもかけられずにパウロは投獄される。
今回も同様の展開になっている。
ただ、今回は仲裁に入った書記官が「法」の手続きを促す。
無秩序から秩序「法」への方向性が描かれている。
「法」とは何か。
人はなぜ法を作ったのか。
不均等、不満、公平性の欠如、争い、戦争をなくすため。
法が目指しているもの。
平和。
主イエスは律法を完成するために自分は来た、と言う。
法はどのように作られるのか。
争いを生み出したもの、混乱を引き起こしたもの。
この者たちの特徴。
金に執着をしている。
何故、金に執着をするのか。
世界が怖いと思うから。
世界は悪いと思っているから。
この者たちが考える「法」は目的になっている。
怖い世界で生き残るためにはこの「法」から抜け落ちてはいけない。
「法」が目的になっている。
イエスは「法」を目的だとは思っていない。
手段に過ぎないと思っている。
目的はその先にある。
手段なのだから、そう変わってもかまわない。
律法の完成。
それは目的の完成。
目的、平和、これを生み出すのに大切なもの。
世界が良いと信じること。
これを信じるもの。
世界が怖い、悪いと思っているものから排除の対象になる。
執着を否定されれば悪い世界に飲み込まれてしまう。
世界が良いと信じている連中は悪の世界に引きずり込もうとしていると見えてしまう。
世界は良いと信じているものは、世界を怖がっている者の標的され、時に命を落す。
イエス・キリスト、ペテロ、パウロ、かつての預言者、皆同じ。
何を信じ、何を成し遂げようとするのか。
理解もされず、迫害される。
理不尽に身を置くことになる。
たとえそうであっても世界を良いと信じているものは「法」を作る。
平和へと導く「法」を作る。
信じる。
その心が世界を真の世界に導いていく。
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