6月6日 主日礼拝

伊藤大輔牧師

マタイによる福音書 6章16−18節

山上の説教

たくさんの言葉をイエス様は語るが

その内容はシンプルなもの。


「あなた、いったいどこを見ているんだ」


断食をする。

私たちにとって断食は日常化はされていない。

だが、これは私たちと距離のある話ではない。

イエス様の時代においても断食はつらいもの。

つらいが、それを行うことは尊いとされていた。


頑張っている。

つらいが必要なことだから頑張っている。

「仕事」と同じでなはないか。


頑張る。

必要だから。

そして、誰だって望む。

この仕事を評価してくれ。

わたしを褒めてくれ、と。


人の普通の考え方だが、その者のことをイエス様は「偽善者」と言う。


人の評価に心が奪われている。

人の言葉に支配されている。

人ばかりを見ている。


いったいどこを見ているんだ。


断食は涼しい顔をして行え。


山上の説教で群衆を前にして主イエスは

「あなたがたは地の塩、世の光だ」と仰る。

この世界の掛け替えのない者だと宣言する。

そして注意を促す。


塩に塩気がなくなればただの砂。

光を机の下に隠しては意味がない。


神様から与えられた賜物。

それをわたしは捨てようとする。

人が怖いから。

人の言葉、人の評価に影響されて、

わたしは塩を、光を捨てようとする。


あなたいったい、どこを見ているのか。


私たちは人を見て、人に心奪われてしまう。

わたしを造った神を見ようとしない。

人に心を奪われ神が見えなくなっている。


どうすれば神を見ることができるのか。

それがこの直前の「主の祈り」。


赦せ。

全てを愛せ。

怒り、わだかまり、執着。

心が自由になっていない。

硬直して奴隷状態になっている。


愛する。

主の祈りが我が体になっていく。

わたしの心が自由になっていく。

見るべきものが定まってくる。


わたしの「塩」

わたしの「光」

わたしの「神」


つらい断食

使命

仕事

神様が見ていてくださるならそれで良い。


涼しい顔して行っていける。




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