「福音は外へ」

2018年2月4日

使徒言行録5章12〜26節  

主イエスの弟子たち・使徒。

彼らもイエスと同様、宗教指導者たちと衝突する。

何が原因で、何を接点にぶつかっているのか。


宗教指導者たちが問題にしていること、

使徒たちの言動が伝統を壊そうとしていると感じられたこと。

大切の守ってきた律法、生活習慣、それを壊そうとしている。

伝統を守る。

そのために使徒と戦う。

指導者たちの戦いの選択はいつも同じ。

相手を閉じ込める。

自分の支配下に置く。

場合によってはその自由を、命を奪う。

主イエスは墓に葬られた。

使徒たちは牢に監禁された。

閉じ込める。

それが彼らの解決策。


閉じ込める。

彼らの心の何を表しているのか。

相手を認めない。

自分だけの世界を作る。

宗教指導者たちの心の根底にあるもの。

私だけ。

私が正しい。

自分の正しさを執拗に自分で守る。

自分への固執。

彼らの心の根底。


使徒たちは天使の導きにより牢から出てくる。

主イエスは墓ら復活をする。

外へ出る。

人の自分への固執。

それよりも強いものある。

世界の当たり前の流れがある。

固執を凌駕するもの。

それを使徒たちは持っている。

それは何か。


使徒たちは何をしてきたか。

苦しんでいる人を助けた。

ただそれだけ。

「金銀は私にはない。私のあるものをあげよう。

キリスト・イエスの名によって立ちなさい」。

神の子イエスが、神があなたを心配し、あなたを立たせようとしている。

あなたを愛している。

使徒たちがしてきたこと。

愛すること。

愛が何でも出来ると示してきた。


固執。

内に向かい閉じこもる。

愛。

外に向かい広がっていく。

固執は制限、不可能を作り出す。

愛は何でも出来る。

何でもする。


宗教の伝統とはなにか。

制限の継承ではない。

愛すること。

それが神の本質であると示し、行うこと。

洞穴に閉じこもることが宗教の場所ではない。

外へ、

向こうへ。

愛は私たちを一つ所に留め置かない。 

日本基督教団本多記念教会オフィシャルサイト

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