11月13日 主日礼拝

11月13日主日礼拝
礼拝説教
伊藤大輔牧師

マタイによる福音書 18章15ー20節

ひとつになる。
主イエスは弟子たちに勧める。
ただ、その一方で、ひとつになることを妨げる私たちの心についても触れる。
聞く耳を持たない。
他者を受け入れられない。
何故か。
聖書は始めから人が聞く耳を持てない現実について語っている。
本来、人は神に似せて造られている。
なんの不足もなく造られている。
にも関わらず、自分には足りないものがあると思い込む。
足りないものを補わなければ、と自らを貶める。
補い、しがみつくことによって自分は自分になる。
その思い込み。
本来は必要でもないものを自分に貼り付け歪になった私を自分だと思い込む。
その自分を守りぬく。
執着、固執こそが自分の使命と信じ込む。
余計なものを手放せない。
主イエスは山上の説教において語る。
あなたは地の塩、世の光。
生まれながら、生まれる前から、あなたは世界に必要なもの。
神から与えられたあなただけの使命、賜物がある。
それを磨きつづける。
それが日々の仕事。
だが、現実の私はどうか。
自分に張り付いた、自分以外のもの。
その自分以外のものを守ることを自らの仕事としている。
どちらが、私の仕事なのか。
聞く耳を持たない。
ひとつになれない。
信じられないから。
神の思いを
神から与えられた自らの賜物を
自分を信じられない。
もし、信じられれば。
自分を、神を信じられれば
神が愛しているものを知ることができる。
神が愛しているものを見つけられれば、それを愛さずにはいられない。
互いに愛し合うこと
ひとつになることが生まれてくる。
隣人と
神と
ひとつになる
私が自分をどう思っているのか
何を信じているのか。
私の心が世界の在り方を決めて行く。
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