11月27日 主日礼拝

11月27日 主日礼拝
礼拝説教
伊藤大輔牧師

教会は本日からアドベント礼拝を捧げます。

マタイによる福音書 1章18ー25節
マタイ福音書のクリスマスの記事はアブラハムからの系図によって始まる。
民族の祖、そこには人類の始めとの意識もあるものと思われる。
その人類の最後に登場したのがヨセフ。
このヨセフがマリアの夫になる。
主イエスの誕生。
乙女マリアから生まれる。
ならばイエスの系図として必要なのはマリアの家のものではないのか。
そもそも乙女から生まれるのであればヨセフの存在は不必要なのではないか。
何故、ヨセフが、ヨセフの系図が必要なのか。
人として行わなければならないもの。
人の理想が、人の手本がヨセフにあるから。
それは何か。
ヨセフの身に起こったこと。
前代未聞の出来事。
夢で天使からマリアの胎の子は聖霊によっていると告げられる。
これは一人で受け止めるしかない。
人に相談をしても始まらないこと。
人に相談した途端、マリアは姦通の罪が発生してしまう。
誰にも相談できない出来事。
過去の事例を参考にすることもできない出来事。
たった一人で受け止めなければならない出来事。
このヨセフの心情こそが人の手本となる。
山上の説教で主イエスは「あなたは地の塩、世の光」と語る。
あなたにしかできない使命、仕事がある。
賜物がある。
だが、それをあなたは簡単に捨てる。
人の目を恐れて。
他者に心を奪われて簡単に捨てる。
自分の本来に気がつかず、借り物の自分を私だと信じ込む。
ヨセフは決断をする。
マリアを妻にすることを、生まれてくる子供の父親になることを。
それが自分の仕事、それが自分だからできること。
私だから、私にしかできないこと。
主イエスの父親こそ「地の塩、世の光」を果たしたもの。
ヨセフの存在
ヨセフの系図
クリスマスに不可欠なもの。
人の歴史は「地の塩、世の光」に流れ込む。
使命を果たしたヨセフ。
これは私のクリスマスの備えを告げる物語になっている。
私は私の仕事を果たしているか。
アドベント第一週、心に留めたい。
 
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