12月4日 主日礼拝

12月4日 主日礼拝
礼拝説教
伊藤大輔牧師

ルカによる福音書 1章26ー38節

クリスマスの出来事は私たちに何を伝えようとしているのか。
宗教は人に何を与えようとしてるのか。
幸せになる。
宗教に限らず、全ての人の業は幸せのためにある。
人は何を持てば幸せに近づけるのか。
ルカ福音書が示す幸せへの近づき方がクリスマスの物語。
二つの家族の物語が告げる。
エリサベト、ザカリア夫妻。
マリア、ヨセフ夫妻。
二つの家族のもとに天使ガブリエルが訪れる。
歳を取ったエリサベト、ザカリア夫妻に子供が生まれることが
告げられる。
ただ、彼らはそれを信じられない。
歳を取っているから。
幸せは「過去」にあったもの。
それは今の自分たちには届かないもの。
マリアにも子供の誕生が告げられる。
マリアはそれが信じられない。
結婚をしていないから。
幸せは「未来」にあるものと思っている。
二組の夫婦に代表されているが人の考える「幸せ」とはこういうものではないのか。
「幸せ」は過去と未来にある。
「幸せ」は「今」にはない。
物語が私たちに告げているのは「幸せ」は過去に埋没したものではない。
未来に漠然とあるものでもない。
「今」「ここ」で始まっている。
「今、ここ」で始まっている「幸せ」に私たちはどのように気がつけばいいのか。
また、何故、気が付くことができないのか。
マリアとガブリエルとのやり取り。
「神に出来ないことは何もない」
マリアに、人に合わせた言葉。
出来る、出来ないは人が考えたこと。
神はそんなことを意識していない。
神は人と全く違うことをなそうとしている。
私たちの幸せは多くの場合、自分の願いが叶うこと、と思っている。
願いは所詮、私が決めたこと。
私が決めたことを、私が実現する。
それも幸せと言える。
だが一方で自分に閉じこもってるだけとも言える。
自分に閉じこもること。
それが幸せか。
人が幸せと感じるもの。
今までなかったものが現れる。
予想、想定もしていなかったものが現れる。
こんなことがあるんだ。
「在る」が始まる。
その驚きが喜びとなる。
幸せを知る。
神がしようとしていること。
人は知らない。
人を、私を超えたところに幸せはある。
神がしようとしていること。
心を開いてそれを見極める。
「私は主のはしためです。お言葉通りにこの身になりますように」
私の予定、私の言葉
それを手放したところに神の領分が広がっている。
幸せがある。
今、ここにある幸せ。
自分の世界を捨て、神に近づく。
幸せに近づく。
クリスマスの物語が語り伝えてきたこと。
 
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