4月28日 主日礼拝

4月28日 主日礼拝
礼拝説教
伊藤大輔牧師

ルカによる福音書 24章36〜49節

復活したイエス
弟子たちの前に現れる。
弟子たちはそれがイエスだとは分からない。
イエスがパンを裂いた時
弟子たちはそれがイエスだと分かった。
分かった時、イエスの姿が見えなくなる。
残ったのはパン。
パンを残してイエスはいなくなった。
パンを与えてイエスはいなくなった。
パン
命を紡ぐもの。
人を生かすもの。
パンを残したイエス。
弟子たちに、
世界に語る。
生きよ
なぜ、人は生きなければならないのか。
再び、弟子たちの前にイエスが現れる。
弟子たちはまた疑う。
自分たちは亡霊を見ているのではないかと。
イエスは手を見せ、傷があることを
体を確かめさせ、手や足があることを示す。
体がある。
この世界のものであることを知らせる。
そして、食事をとる。
自分がこの世界で生きているものであることを示す。
自分はこの世界のもの。
その後、聖書に書いてあることは全て実現すること。
メシアが三日目に復活することは約束されていたと思い出させる。
言われていたこと
語られていたこと
それは実現する。
当時、ユダヤの人々は聖書をどのように読んでいたのか。
書いてあることは素晴らしい。
神様がこの世界を良いと言った。
この世界は良いところ。
信じたい。
ただ、心のどこかで思っていた。
現実は違う。
聖書の言葉は素晴らしいが
そんなことあるはずがない。
私たちにも信じたい言葉がある。
平和
全てのものが争いなく暮らす世界。
あったら良いと思う。
その世界を誰も否定しようとは思わない。
だが、心の中で思っている。
そんなことあるはずがない。
正義
悪を悪と断罪する世界。
誰しもが互いに尊重し合い正しいものを選び取っていく。
生きることが楽しく、未来に進むことが希望になる世界。
その世界を否定するつもりはないが
心の中で呟いている。
そんなことあるはずがない。
メシアが三日目に甦る。
そんなことあるはずがないと思っていた。
聖書に書いてあること
そんなことあるはずがないと思っていた。
平和
正義
そんなことあるはずがないと思っている。
神がこの世界を良しとされた。
この世界は良い。
そんなことあるはずがないと思っている。
なぜ、イエスはパンを与えたのか。
生きよ、と言うのか。
どうして我らは生きなければならないのか。
あるはずがないと思っているもの
それが
ある
それを経験するため。
この世界にそれはある。
この体がそれを知ること
見ること
触ることができる。
この体を守れ
パンを取れ
食べよ
ないと思っているもの
それはある。
それと出会うため
それを喜ぶため
私の命はある。

日本基督教団本多記念教会オフィシャルサイト

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