3月30日 主日礼拝

3月30日

主日礼拝

礼拝説教

伊藤大輔牧師

ルカによる福音書23章13~25節

イエスは何を信じていたのか。

信じるとは何か。

神の子イエス。

イエスには信仰は存在しないとの考えもある。

肉体を持っているイエス。

私たちが持っているもの、それはすべて持っているとの前提で考えてみたい。

理不尽な裁判。

罪が立証されないままに進められる。

ローマの総督ピラトのもとにイエスは送られてくる。

群衆から死刑に値するとの申し出がされる。

ピラトはその気になってイエスを取り調べる。

だが、なんの証拠も出てこない。

死刑の判決を下すわけにはいかない。

ピラトはその判決を下す。

イエスを釈放しろと。

群衆は納得しない。

騒動になりかけたところでピラトが妥協する。

イエスを彼らの手に委ねる。

イエスは黙っている。

正義が履行されないところで黙っている。

この世界はどういうところか。

創世記の物語。

神が世界を造る。

その時、神はこの世界を見て「良し」という。

世界は良い。

それが聖書の世界観。

イエスが味わっていること。

不条理、理不尽。

正義が行われない、悪が支配するところ。

世界は良いのか。

世界は良くない。

イエスはなぜ黙っているのか。

イエスは何を信じているのか。

イエスの死を願っている群衆。

この者たちが世界を支配し、未来を手中に収めているのなら、イエスは戦ったことであろう。

黙っている。

なぜ、黙っているのか。

彼らには未来は作れない。

この者たちが世界を造っていくのではない。

命が狙われている恐怖はある。

未来に関係のないものに心奪われる必要はない。

イエスは何を信じていたのか。

信じるとは何か。

誰が未来を造るのか。

未来を造る方を信じている。

本物を信じている。

信じるとは何か。

命をかけられる。

命に値する。

信じる。

命がけになれること。


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