7月13日 主日礼拝

7月13日 主日礼拝

礼拝説教

伊藤大輔牧師


使徒言行録 15章22~35節

「すべてお任せします」

要望のない白紙の手紙。

エルサレム教会から異邦人の教会に送られた手紙。

規則を重んじるものは主張した。

異邦人にもユダヤの規則を守らせるべきだ。

これに対しパウロ、ペテロらは反対する。

規則を軽んじているわけではない。

思い返している。

イエスは私たちに何を教えたのか。

モーセの十戒は本当は何を語っているのか。

創世記の創造神話は何を伝えているのか。

世界は良い。

それを示している。

規則が大事。

それは世界を良いところと思っていない思考回路。

規則がないと世界がダメになる。

規則がないと人は幸福へと進んで行けない。

規則に依存して世界は成立する。

善悪の知識の木の実に依存んして幸せになる。

蛇の世界観

何もしなければお前はダメだ。

人は、世界は悪いもの。

規則が大事の世界観。

教会の最初の会議。

エルサレムで話し合われたこと。

私たちは何を一番大切にするのか。

世界が良いと思った時、何が大切になるのか。

何も必要ではない。

会議の決定。

あなた達にお任せする。

何も要求しない「白紙の手紙」が送られる。

白紙に記されている言葉がある。

信じる。

あなた達を信じる。

この世界を信じる。

良いところと信じる。

信じる故、何も語らない。

最初の教会の会議の決定を私たちは継承しているか。

信じているのか?

私が言葉を発する時、

その言葉は世界は良いと信じて発する言葉なのか。

私が選択をする時、

その選択は世界が良いと信じて選んだものなのか。

私が決断をする時、

その決断は世界が良いと信じて覚悟したものなのか。

エルサレム教会の決定はその後の私たちの生活を促している。

問うているか。

今、いつでも問うているか。

世界は良いと信じているか。

規則にすがれば問わない、考えない世界が始まる。

だが、教会のなした決断は「問う」こと。

考えること。

信じること。

世界は良い。

この光の見えない現実の前で問い、思考し、信じるものが未来を造っていく。

教会は2000年、そのように歩んできた。

日本基督教団本多記念教会オフィシャルサイト

渋谷区代官山の地に半世紀。本多記念教会は、青山学院大学初代日本人院長『本多庸一』を記念して、1953年に代官山にて創立された教会です。私たちは初めてのあなたを歓迎致します。

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