8月17日 主日礼拝
8月17日 主日礼拝
礼拝説教
伊藤大輔牧師
使徒言行録16章16-24節
フィリピの町でパウロは捕らえられる。
女占い師。この者がパウロにつきまとい、彼の行動を妨害する。
たまりかねたパウロが占い師に取り付いている悪霊を追い出し、黙らせる。
この占い師にはこの者を金儲けに利用していた主人たちがいた。
パウロの悪霊払いによって占い師が静かになったことで金儲けが出来なくなった。
怒った主人たちがパウロを捕まえ役人に引き渡す。
ありもしない事実をでっち上げ、罪をなすりつける。
パウロ、そしてイエスもなぜ、人々に反感を買うことが予想できるのに、それを実行するのか。
迫害の中になぜ自ら進んで飛び込んでいくのか。
ひとつの手がかり。
悪霊払い。
パウロが行ったこと。
イエス・キリストの名によって悪霊を追い出す。
イエスもかつて同じように悪霊を追い出してきた。
これらの出来事に共通していることが悪霊はすぐに退散をすること。
反抗したり、戦いを挑んだりはしない。
すぐに負けを認めイエスの言いなりになる。
悪霊はイエスとは始めから勝負にならないことを知っている。
勝負はついている。
人間はどうか。
イエスに、パウロに逆らい、反抗し、その命までも奪おうとする。
悪霊とイエスの関係性。
人はそれを知らない。
人の知らない関係性がある。
世界がある。
私たちの知らない世界。
この世界にはそれがある。
勝負がついている世界。
変わらない世界。
パウロ、イエスはそれを知っている。
なぜ、迫害が待ち受けているところに飛び込んでいくことをしたのか。
知っているから。
変わらないものが何かを知っている。
水は100度になれば気化する。
ニュートン力学。
相対性理論。
量子論。
人は一瞬、これが世界の変わらないものを見つけてきた。
それでも、本当に変わらない世界はもっと先にあると知らされる。
変わらないものがある。
勝負のついているものがある。
それを私たちは求めている。
聖書が語る変わらないもの。
創造神話。
世界は良い。
それは変わらない。
変わらないものがある。
それを見失ってしまうのは私たちが「変わらないもの」から遠ざかって行くから。
自分には足りないものがある。
知識の木の実が必要。
自分以外のものを貼り付けると変わらない世界から遠ざかっていく。
信じる。
自分に問う。
悔い改めて福音を信じる。
神の造られた世界は決まっている。
その世界を生きているとの自覚を私たちは持っているのか。
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