8月2日礼拝
伊藤大輔牧師
ローマの信徒への手紙6章22ー23節
「信仰」を持つとはどういうことか。
信仰者の歩みとは一体どういうものなのか。
信仰を持つ前、持った後、何が変わるのか。
パウロは信仰者は「永遠の命」へと進んでいる、と語る。
「永遠の命」とは何か。
パウロは「信仰」を持つ前、奴隷状態だったと言う。
心が奴隷。
思考が奴隷。
楽園で暮らしていたアダムとエバは蛇に唆される。
「その木の実を食べると神にようになれる」と。
変われる。
変わる。
自分は変わるものなのだ。
人の中に芽生えた意識。
人は変わるを前提にものを考える。
もっと良く変わりたい。
これが変わっていくのは避けたい。
「変わる」と付き合うために執着をする。
自分にないもの。
力のあるもの。
それをかき集め、握りしめる。
執着。
依存が始まる。
依存の別の側面は支配。
変わるの世界と付き合うために「支配」の中で生活しだす。
支配
奴隷 私たちの日常。
アダムとエバは何を間違えたのか。
神に造られた自分たち。
余計なものも、不足もない。
変わる必要など何もなかった。
それが自分だと思えなかった。
永遠の命。
私たちは変わると思っている。
永遠はいつまでの続くことではない。
時間は「過去」「現在」「未来」と変わる。
人も変わる。
いつか「死」を迎えると思っている。
「体」「心臓」「脳」が変わっていくと。
永遠とは変わらないこと。
時間に支配されないこと。
命は永遠
変わる「体」「心臓」「脳」に命は支配されていない。
命は奴隷になっていない。
何がどうなっても命は命としてある。
永遠の命 変わらないものが私自身。
それが私と思った時
変わるものを心配していた私と生き方は同じなのか。
選択、決断は同じなのか。
変わると思っているから敵とにらみ合い、仲間を募る。
私も、誰も、世界も、変わらない。
平和への歩みが始められるのではないか。
信仰を持つとはどういうことか。
「永遠」を知るものとして、自らをとらえなおしたい。
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